こんにちは
下呂市の一番北側の町 小坂町(おさかちょう)在住ライターあつこです。
今回は、下呂市の一番南側の町 金山町(かなやまちょう)にある
のびのび養鶏場さんに行ってきました。
のびのび養鶏場さんは、どんな養鶏場かといいますと
平飼いの鶏の卵が買える養鶏場です。
詳しくは、というと
以下、ホームページより抜粋させていただきますね。
のびのび養鶏場では
岐阜県飛騨地方でひよこから育て上げ
化学飼料、抗生物質などの薬剤は一切与えず
飼料の内訳は原産地を含め全て公表し
少羽数から採れる平飼い自然卵をお届けします当養鶏場では、どのように生産された たまご なのか、そして にわとり へ与えるエサの原材料は何か、買う側の立場に立って、気になることはブラックボックス化せず、全て公表しています。
詳しくはこちらへ「にわとりのエサについて」また、「自然卵養鶏法」というおよそ40年前に確立された養鶏法をとても大事にしています。
「空気」「日光」「水」「大地」「緑草」
この5つは自然卵を生産するために絶対に欠かせない大切な要素です。
POKAPOKAで9月14日に公開されたライターよっしーさんの
インターネット音声メディア ポッドキャスト(Podcast)内で配信されているインターネットラジオ番組
「ここは岐阜県下呂市。温泉だけだと思うなよ?」通称(ここげろ)の紹介記事
よ:これまでに番組きっかけで、実際に行動を起こした人たちの話とかは耳にしてますか?
関:直接は聞いてないけど、そうなんじゃないかなっていうのはいくつかありますね。例えば『のびのび養鶏場』さんの回の後に実際に養鶏場に話を聞きに行っている人たちがいたり。
というお話をされていますが、
のびのび養鶏場 中村さんがゲストの会を聴いて
「鶏捌き体験」に行ってしまったのは、私、だったのです。
なぜか、ポッドキャストを聴いていたら、
居ても立っても居られなくなり、すぐに中村さんに連絡をしてしまっていたのでした。
のびのび養鶏場さんへ
地図アプリの案内に従って、養鶏場と思われる場所付近に着きました。
ここでいいのだろうか・・・・
車から降りて、あたりを見回していると、中村さんが出迎えてくださいました。
鶏捌き体験の記事なのに、いきなり出来上がったお料理の写真が出てきて
驚いている方もいらっしゃるかもしれませんが、
こちらは、鶏ガラの出汁を使って
鶏むね、鶏もも2種類の部位のお肉の入った炊き込みご飯
鶏を捌いた後に出していただきました。
のびのび卵を使った甘めの卵焼きもからだにしみわたる美味しさでした。
今回、鶏捌き体験の記事なのですが、最初に謝らせてください。
鶏を捌くのが初めての私は、
とにかく必死
とにかく、今、目の前の命に向き合うしかない時間だったのです。
鶏をつかまえるところから、鶏を捌くところまで
まったく写真を撮る余裕がありませんでした。
私が撮った写真は、養鶏場でいただいたご飯と
持ち帰った鶏肉で作った料理の写真だけ
イメージ写真として、ご了承いただきまして、HPの写真をお借りしております。
養鶏場の今の様子は、Instagramからご覧いただけますと幸いです。
初めて尽くしの鶏捌き体験
さてさて、身支度を整えまして
鶏小屋に入って、鶏をつかまえるところから始まります。
私は、40代後半なんですが、
私が小さい頃は、お祭りっていうと
たこ焼きとか、わたがしとか
お面とか、スーパーボールすくいとかと並んで、
ひよこを売るお店もならんでいたものです。
私は、そこでひよこを買ってお世話をするのが大好きで
毎年のように親にねだっていました。
そして、実家の庭で飼ったり、建具職人だった祖父に鶏小屋を建ててもらったりした経験があったので、
ちょこっとだけですが、鶏と触れ合った経験はありました。
けれど、これから命をいただくために捕まえるのは初めてです。
鶏を捕まえる道具を手にした時、呼吸が乱れました。
最初は、力が入ってしまって、捕まえられませんでした。
とにかく呼吸をゆっくりしました。
小さい頃の自分のことも思い出しました。
すると、すっと捕まえることができてしまったのです。
不思議な体験でした。
しかし、本番はここからです。
捕まえたら、捌くのです。
こちらは、鶏ガラともみじ(鶏の足)でとった自家製ラーメンの出汁です。
グロテスクな見た目だけど、長男からは「今まで食べたラーメンの中で一番美味しかった」と言われました!
鶏をくくりつけて、頸動脈に刃物を入れます。
思い出しながら、文字にしているだけでも、
心臓がいつもより早く脈打つのがわかります。
スーパーで買ったお肉を食べることには
まるで躊躇しないのに
羽が生えていて、あたたかい生き物に刃物を当てる
ごめんなさい
っていう思いがまず出てきました。
ごめんね、ごめんね
背中に重いものを背負っているように力が入るし
目は開いているのに見える範囲が狭くなったみたいに感じました。
何度やってみても、刃物が入らなくて、
時間ばかりかかって、鶏に対して申し訳ないくらいです。
ありがとう
命をいただきます。
そう思えた瞬間にすぅっと入りました。
その時の鶏の血の色は、忘れられません。
鶏ガラともみじ(鶏の足)でとった出汁の自家製ラーメン、鶏の肉トッピングです。
美味しくって、汁まで飲み干してしまいました。
捌いてびっくり鶏のからだの中
捌く前のひと仕事
それは、羽をむしること
どうやってむしると思いますか?
余っただし汁を使った鶏肉入りの味ご飯(飛騨では炊き込みご飯のことを味ご飯と言います)
鶏肉は、噛みごたえがあって、口の中がずっと美味しい状態でした。
どうやって羽をむしるか
お湯につけるんです。
つけすぎると、ゆだっちゃうから、つける時間も重要だそうです。
お湯につけると、毛穴が開いて羽がするっと取れていきます。
お湯につけていない部分は、羽が抜けないので、何度かつけながら全身むしっていきました。
羽をむしり終わると、クリスマスシーズンにスーパーに並ぶ丸鶏に近くなります。
ようやくです。
ようやくここから、解体作業が始まるのです。
「もも肉」とか「胸肉」とか「手羽先」とか「砂肝」とか
部分で売ってある鶏肉をスーパーで買ったことはありますが、
丸の鶏を解体するのは初めてのことです。
のびのび養鶏場の中村さんの指示の元
言われたことを言われるがまま、ひとつずつ作業を進めていきました。
とはいえ、破っちゃいけないところや、切っちゃいけないところなどあり
初めての私にとっては、難しいところもありました。
歯ごたえが最高だった砂肝炒め
スーパーで買うお肉や内臓が、どこにあってどのようになっているか
初めて知ることがいっぱいありました。
びっくりしたのは、砂肝
中を開くと、本当に砂が入っていたんです。
鶏って歯がないので、エサも砂も全部飲み込むんですって。
そして、砂肝の中で、えさをすりつぶすんだそうです。
その砂がこの砂肝の中に入っているというわけなんだそうです。
砂肝って、不思議な名前だと思っていましたが、まさか本当に砂が入っているなんて思ってもいなかったので
砂を洗い落としながら、どんどん見慣れた砂肝の姿になっていく初体験を楽しんでしまいました。
きんかんと、レバーとハツの煮物
初めて見たのは、“きんかん”
きんかんとは、産み落とされる前の鶏の体内にある卵黄のことです。
タイミングによって、入っている鶏とそうでない鶏がいるらしく
今回は、大当たりだったそうです。
上の写真にあるような、よく見る大きさの卵黄から小さいつぶつぶの卵黄
そして、殻に覆われたものも出てきました。
さて、ここまで文中にたくさんの料理写真を載せてきましたが
私がシンプルに美味しいと思ったのは、翌朝いただいた卵かけご飯です。
本当に心からごちそうさまでした
私は、鶏を捌く体験をしましたが
鶏を飼いたい方向けのお話会なども開催されているそうです。
お話会や体験の詳細、卵や鶏肉の購入については、
以下ご覧くださいませ。
のびのび養鶏場
住所 岐阜県下呂市金山町菅田桐洞997
電話 080-5824-6771
※受付時間:9時〜18時
のびのび養鶏場の思いやえさについてなど詳しくわかる
のびのび養鶏場の今がわかる