下呂で暮らす人たちの声

どきどき下呂

千田 みどりさん

下呂市幸田出身
2022年1月、40年以上離れていた地元へ帰郷
同年7月、長年の茶道の経験を活かして「抹茶カフェみどりいろ」をオープン
現在はカフェ営業と併せて月2回の茶道教室も開催している

故郷で『長年の経験』と『好き』を活かした初めてのお店づくり

「自分自身にとってもお客様にとっても心地よい場所を作りたかった」

こじんまりとした落ち着く雰囲気の店内でそう語ってくれたのは、2022年1月に40年以上離れていた地元(下呂市幸田)へUターン帰郷した「抹茶カフェみどりいろ」店主の千田みどりさん。帰郷を決めてから、下呂で何ができるのかを考え計画してきたのが、長年続けてきた茶道の経験を活かした「抹茶カフェと茶道教室の開業」だった。前職でやっていた設計のスキルを活かして築100年近くになる実家の改装デザインを自ら手掛け、2021年7月に下呂駅から徒歩数分の場所に「抹茶カフェみどりいろ」をオープンした。

ー長年離れた下呂に帰郷することを決めたきっかけは何ですか?ー

「高校卒業後ずっと親元を離れていたので、母親が高齢になってきてそろそろ母の側で暮らしたいと思ったのが一番の理由です。帰郷を決めてからは、本格的に戻る半年ほど前からカフェ開業のために実家の改修準備を始めました。前職で設計の仕事をしていたこともあって、図面はすべて自分で作成して。母の寝室や仏壇を移動したりと母にも協力してもらいながら築100年近い実家を大幅に改修して今のお店が完成しました。」

ー久しぶりに帰ってきた地元での開業に不安はありませんでしたか?ー

「40年ぶりに帰ってきた地元は、故郷とはいえ正直分からないことばかりでした。でも、長年連絡を取っていなかった同級生がお店のオープンを知ってお花を届けてくれたり、声をかけてもらえたのがとても嬉しくて心強かったです。地域の方々も温かく受け入れてくださって、何かと気にかけ時には助け船を出してくださったり。あとは、商工会の方からもセミナーの案内やきめ細かいアドバイスをいただきました。身近にいつでも相談できる人や場所があるという安心感があって本当にありがたいです。」

地元の良いところは『空が綺麗なこと』と『駅が近いこと』と『人の温かさ』

ーお住まいの地域の良いところ、自慢はどんなところですか?ー

「やっぱり空や空気が綺麗なことです。日々移りゆく空が本当に綺麗で、いつも空を見上げては癒されています。それと幸田は下呂駅が近くて、周りに美味しいご飯屋さんや温泉やお土産屋さんが沢山あるのも良いところだと思います。あとは人の温かさにもすごく癒されています。お店のお客様にも本当に良くしてもらっています。お花やお野菜を頂戴してしまうこともあり、店内にはお客様から頂いたお花をありがたく飾らせていただいています。」

ー逆にお住まいの地域の悪いところはどんなところですか?ー

「悪いところは思いつきませんが、帰郷して一番驚いたことは地域の方同士がお互いの生活のことをすごく良くを知っていることでした。都会の暮らしでは会社でも住んでいた地域でもお互いに干渉しないことがほとんどだったので。こっちに戻って来てから、自分が知らないところで目撃されていて時に不用な心配をされてしまうこともあったりして(笑)最初の頃は少し戸惑いました。でも、自分が好きな様に楽しく生きることを一番大切にしているので今は特に気にならないです。」

ー最後に、これから下呂に移住を考えている人に向けてメッセージをお願いします。ー

「冬の寒さへの覚悟さえあればここは楽しみがいっぱいの場所だと思います。私自身も40年ぶりに戻った故郷での地域行事がとても新鮮で、お祭りの踊りを練習したりと楽しんでいます。あとはやっぱり自然が豊かな場所なので四季折々の違った魅力がありますし、”綺麗な空”や”おいしい空気”や”夜の星空”など、都会にはない豊かさがあるのでそういった田舎ならではの豊かさを味わってもらえたらと思います。私もいつも空と山からパワーをいただいて癒されています!!」

今回の千田さんのお話を聞いていて、ここでの起業は都会での起業に比べて行政や地域の方達の存在がより身近で、よりダイレクトに人情味あふれる温かいサポートを受けられることを知り、田舎で起業することに対して今までとは少し違う視点からの可能性と希望を感じることができた。

ライター プロフィール
よっしー

よっしー

2021年秋、とある古民家との出会いをきっかけに夫婦で名古屋から下呂に移住。現在は馬瀬の美しい自然に囲まれて夫婦と猫2匹でのびのびとした里山暮らしを満喫しています♪四季を通して五感で味わえる里山暮らしの豊かさを地域の方たちに教えていただきながら日々初体験を更新中♪ここならではの暮らしの魅力をわたし目線でお届けできたらと思います!