大自然
体験
下呂

こんにちは!

ふるさとワーキングホリデーで下呂市のソラノイエに来ています、倉石です!

僕は生まれてから20年間千葉県に住んでいて、岐阜県に来るのは今回が初めてです。まだ岐阜に来て一週間程ですが、すでに温かい人、美味しい料理、綺麗な空気と大自然に魅了されています。

今回僕は9月5日に開催された和川白山神社祭礼・花火大会に前日の準備から参加させてもらいました。
まず、前日の準備の段階で驚いたことは、地域の人が公民館に集まってみんなで団子を作ること。

団子といっても3つ4つじゃありません。
1200個です!もっと多かったかも。
お祭りに団子?と思いましたが、ここらの地域では昔からお祭りには団子だそうです。

お昼はお母さんたちの手料理!これがとても美味しい!若いのはたくさん食え、たくさん飲めということで、お腹いっぱいになるまでご馳走してもらいました。

この日は午後から台風が上陸し、夜は停電になり、電波は圏外になり、水は止まり、倒木で道は封鎖されと散々でしたが、なんとか朝を迎えることができました。

 

  9月5日は消防団に密着

この日は一日消防団のお手伝いをしました。前日の台風の影響が心配でしたが、無事にスタート!

朝の9時から子供達が神輿を持ってまちを歩きます。子供達の「わっしょい、わっしょい」という元気な掛け声が聞こえてくると、地域の人たちは御奉納を持って道に出てきます。御奉納を集めつつゴールである小学校にたどり着くと、もう一つのルートから来た神輿と合体!今度は白山神社へと向かいます。

 

厳粛な儀式の後は稚児の舞獅子舞餅投げが行われました。

数百もの団子が投げられ、それをみんなで拾うという光景が衝撃でした。しかもこの降ってくる団子、体に当たるとまあまあ痛い。

そして、この団子にはくじが入っていて、番号が書いてあると景品と交換できるんです!

僕の団子にもあたりが!水回りを拭く除菌シートをゲットしました。

その後は、消防の方と花火の打ち上げ場所に行き、放水をしました。準備中、ホースの重さに驚き、消防団のテキパキとした行動に圧倒されていると、なんと放水中のホースを持たせてもらえることに!
あまりの水圧に体を持っていかれそうになりましたが、貴重な体験ができました。

ところで消防団って?

どこの地域にも消防団という組織はあると思います。ただ、この地域の消防団はすごいんです。

僕がお世話になった消防団は、40数名の団員が所属していて、皆さん平均20年ほど所属するそうです。団員の多くは若い男性で、ベテラン団員には若い団員の育成という重要な役割もあるそうです。

月に一度ほど消防器具の点検を行い、今回のような地域の行事では交通整備から花火の準備、大雨の時は水防、行方不明者の捜索など人員が必要な時には必ず呼ばれ、地域には欠かせない存在です!
もちろん、火事が起きた際には下呂市の消防署よりも早く現場に駆けつけ、鎮火にあたります。

お祭りもクライマックス、花火!

夜は打ち上げ場所のすぐそばで花火を見させてもらいました!あまりの近さに首が痛くなるほど上を向かないと花火が見れなかったですが、その音と迫力は他では味わえないものでした!

また、5人の花火師さんたちの連携作業も間近で見れました。

みなさん、手作業での花火の打ち上げ方ってご存知ですか?金属の筒に焼けた鉄を入れて、そこに1発1発花火玉を入れて打ち上げているんです。今どき手作業で打ち上げている地域はなかなかないそうで、外の地域から若い花火師さんの練習の機会としても打ち上げに来るそうです。

今年は500発弱の花火が上がりましたが、天気にも恵まれ「今年は綺麗に見れた」という声が多かったです。
一番大きい玉は4号玉で、それ以上大きい玉は危険なため上げられないそうです。
というのも、打ち上げ場所は山の中で、すぐ下には道路があり、民家があり、普通なら絶対に許可が下りない場所です。

今も花火の打ち上げが可能な理由は、昔から続いていて、毎年安全に行われているからだそうです。噂では今まで花火が上げられなかった年は一度もないとききます。花火師さんと消防団の方に感謝ですね。

 

今回二日間お祭りのお手伝いをさせてもらい、他では味わえない貴重な体験をたくさんしました!
また、地域のつながり、地域の方と温かさを実感しました!
この時期に来て本当に良かった!

ワーホリの2週間はあっという間だと思いますが、残りの時間もここでしかできないことをたくさんしたいと思います。
ありがとうございました!