春を感じる暖かい日、下呂の焼石駅から歩いて3分ほどにある「のなか庵」で地域のマルシェ「ノナカノナノカイチ」が開催されました。
車で到着すると、オレンジ色のジャンパーを着たスタッフの方が駐車場を案内してくれました。このナノカイチは、下呂中原地域のまちおこしの有志団体「七色の里プロジェクトなかはら」と地域おこし協力隊の中西さんが、地域交流の場をつくろうと企画したマルシェ。スタッフは地域の方々が大勢参加し、出店者は金山や馬瀬、萩原からと下呂の様々な場所からきていました。
一部ですが出店の方々を紹介。
下呂竹原の「木こりカフェ」さん。 パンは私が着いた時にはすでに売り切れ!残念!
下呂萩原から「アロマトリートメント~KUMA~」さん。
たくさんの種類のアロマの使い方、日常生活に活用する方法を教えてくれました。
下呂金山から「Berinda」さん。ショップはないそうですが、様々なイベントに出店しているそうです!
下呂馬瀬から「さんまぜ工房」さん。今回はミニパックの「馬瀬ひかり」を初お披露目!
飲食ブースには上原地域おこし協力隊のさん。絶品カレーが大好評!
また、マッサージやお茶、羊毛フェルトワークショップもあっていろんな世代が楽しめる空間となっていました。
そんななか、今回は主催もつとめている中原地区地域おこし協力隊の中西さんにお話を伺いました。
「ナノカイチ」を企画したきっかけとは?
今回、企画を行った中原地区地域おこし協力隊の中西さんにお話を伺いインタビュー。中西さんは昨年4月に協力隊に着任されました。この素敵な古民家「のなか庵」内に住まいもあるそうです。
「僕は大学時代から空家を改修し、その後活用していくまちづくり活動に参加していました。
その時に、建築とまちづくりを絡めた仕事に興味を持ち協力隊にも興味を持ったんです。縁あって中原地区の協力隊になり、空き家だった家を地域の方々、家主さん、家主さんの同窓生と改修をし「のなか庵」というコミュニティスペースとして、今は運営に携わっています。」
「ナノカイチ」をやりたいと思ったのはどうしてでしょうか?
「もし、自分が住んでいるだけだったら、特に空き家だった頃と変わらないなと思ったんです。
せっかくなら人が行き来し、交流できる場所にしたい。協力隊として空き家を活用してそういったイベントをやりたいなと思いました。
それと、出店者、スタッフ、お客さん、というのが分かれているイベントにはしたくないなというのがあって、みんなが参加者としても楽しめるというような空間にしたいともくろんで企画をしています」
その想いの通り、のなか庵の中はスタッフも出店者もお客さんもみんなが混ざり合って笑いあっている光景がありました。誰も気負いしていない、無理せず楽しめる、そんなアットホームな雰囲気がとても心地よい場となっていました。
「ナノカイチ」のこれから。
そう話をしていると、スタッフの人から、「中西くん、おむつってどこで替えればいい?」と質問が。ちょっと気まずそうな顔をしながら、
「やっぱりやってみて色々と勉強になりますね。次はこうしようとか、これがあればよかったとか。指摘をしていただいたりとか。次回に活かしたいことが見つかります。」
控えめながらも、しっかりとこれからを考えているのが伝わってきました。
次回には子どもさんが楽しめることも盛り込んでいきたいとのこと。
それがまた、新しい発見や新しい交流を生んでくれるんでしょうね。
協力隊の中西さん、七色の里プロジェクトなかはら、のなか庵、今後の活動も楽しみです。
補足ですが、上原への帰り道、苗代桜を通りかかりました。
桜の季節がもうすぐなんだなぁと感じながら上原へと帰りました。
写真はのなか庵の近所に咲いていた梅。