自然
郷土料理
下呂
朴葉寿司とは
東濃、飛騨地域では昔から農業や林業を生業とする家庭が多く、昼食を畑や山で取ることが多かった。携帯性が良く、日持ちのするお弁当が必要だったため、朴の葉と酢飯の殺菌効果で日持ちし、なおかつ手も汚さない朴葉寿司が広まった。
作り方
朴の木から葉っぱを取り、水で軽く洗い水気を拭き取る。
昔は洗わないところもあったようですが、黄砂などの汚れを洗い落とします。
山椒の葉。先の柔らかいところを摘み取り洗っておきます。
酢飯を準備する。うちではだいたい1升のお米で朴葉ずしが30~40個できます。酢加減はお酢の瓶にのっている分量ですが、お好みの酢加減で仕上げます。
今回の具。左上から、山椒の葉、しぐれ煮、紅しょうが、シーチキン、酢さば、この他にマスを準備。
朴葉に酢飯を乗せ、その上に準備した具材を乗せていきます。
そして朴葉をピタっと半分に折り畳み、桶に並べていき、最後に重石を乗せたら完成~✨
一度作れば2日間は朴葉寿司なんて事もよくあります。
また各家庭によって特徴があり、乗せる具材を酢飯の中に混ぜ込んだり、上に乗っているものがワラビ、きゃらぶき、椎茸、金糸卵などバラエティーに富んでいます。
たくさん作ってご近所さん同士、交換するのも楽しみですね🎵
5月下旬から6月に作られる朴葉寿司。
遠くに住んでいた頃、母から送られてくるふるさとの味がとても楽しみでした🌿
今では子供たちも皆喜んで食べています。