貴重
郷土料理
下呂

下呂の秋は短いというのは、私個人の感覚なのですが、
春まで短くなってしまったのか?!と思うほど、急に暑くなりました。

ストーブを片付けたばかりなのに、子供たちは、

「扇風機欲しい~!!」って…

ちょっと早くないですかぁ?

でも、本当にみなさん、気温の急激な変化で体調を崩さぬよう、注意して下さいね!

そして、この暑さで、朴葉もかなり大きくなってきましたね。

朴葉寿司の季節が、やってきました~♬

地方配送の新聞チラシも入るようになりました。

ところで、朴の木には、白い花が咲くのをご存じですか?

先日、高い木に花を見つけ、調べてみました。

https://minhana.net/wiki/%e3%83%9b%e3%82%aa%e3%83%8e%e3%82%ad

やはり、朴の木の花だったようです。朴の木って、モクレン科だったんですね!

それすら、知りませんでした…

あ、でも飛騨にお住まいの方なら、知っていることだったのかな…

今日は、我が家の朴葉寿司を紹介します

と言っても、毎年、夫の実家で母と姉が作ったものを頂くので、実は家では作った事はないのです…

この日も、手伝いもせず、取材のみ…

お母さん、お姉さん、ごめんなさい🙇

娘たちにも母の味を伝えたいのですが、完全におばあちゃんの味になってしまっています。。。

まず、葉をきれいに拭き、汚れを取ります。

次に酢飯を葉の上に。

その上に、銀鮭、しょうが、甘辛煮の椎茸、しぐれ、など、各家庭で選ばれた具材をのせる。

その他、山椒、みょうが、錦糸卵、ピンク色のでんぶなどのせる家庭もあります。

そして、この数!!!

すごい量ですよね~?

そう、この家庭の味を、離れて住む子供や親戚、友人たちに送るのです。

すてきな事ですよね♡家族と季節を感じられる贈り物です。

娘たちは、のせたものより、角切りの銀鮭を混ぜたものが好きなので、二種類作って頂きます。

出来上がったものは、桶に入れ、軽く蓋をし、食べるときまで、朴葉の香りをご飯に移します。

ラップするより、タッパーにいれるより、この桶がいいそうですよ~

ちょうどよい通気性があるのでしょう。

「美味しくなぁれ~、美味しくなぁれ~」

余談ですが。。。

東白川が舞台になったドラマ「岐阜にイジュー」ご存知ですか?

そこでも、朴葉寿司を作るシーンがありましたよ~

 

ここで採れたものを、ここに住む人が作る。
当たり前のことですが、とても貴重なことのようにも思います。
母から受け継いだ味を、私なりに子供たちに伝えて行きたいなと思います。
美味しい朴葉寿司、作ってみて下さいね~