効能・効果
自家製
下呂

梅の季節がやってきましたね。

わが家では毎年、私の母が梅干しを漬けています。

いつも何気なく食べていた梅干し。漬け方など全く知りませんでした。

各地域、家庭により色々な漬け方があると思いますが、今回、わが家の梅干しを紹介したいと思います。

 

梅をもぐ

家にある梅の木です。

実がなり大きくなってきた頃、梅の実をもぎます。

熟した傷の少ない肉厚のものが理想の梅ですが、いろんな梅が採れます。

 

 

選別

大小さまざまな梅の実があるので、だいたい大・中・小と分けていきます。

その梅を傷つけないように水洗いし、たっぷりの水につけてアク抜きをします。

熟した梅は短め、未熟な梅は長めにつけます。

家では6時間ほど水につけザルにあけ水を切ります。時間があれば梅のヘタをとるといいでしょう。

 

漬ける

いよいよ梅を漬けていきます。

殺菌消毒した容器(瓶カメ)を用意します。漬け物は水が入るとダメになってしまうので、梅に水がついているようなら一粒づつよく水を拭き取ります。

 

梅干しレシピ

梅        ‥‥  1升

塩        ‥‥  1合

砂糖      ‥‥  1合

酢        ‥‥  1合

重石      ‥‥  梅の2倍の重さ(梅1升⇒重石2キロ)

 

※今回、梅を5升漬けたので重石は10キロです。

容器の底に塩をふり、梅、塩、砂糖を交互に重ね入れていきます。

 

 

最後に酢を上から回し入れて落し蓋をし、上に重石をのせ冷暗所で保管します。

 

水が上がるまでの間、重石が傾いていないかチェックします。

2~5日すると水が上がってくるので、そうしたら重石を軽くし、赤紫蘇ができる時期まで待ちます。

この水を白梅酢といいます。

この段階で梅を食べてみましたが、赤くないだけで美味しい梅干しの味がしました。

 

 

紫蘇

わが家は紫蘇を直売所で買います。

紫蘇は枝ごと洗いよく水を切ります。その後、葉を摘み取りザルにあけておきます。

 

ここでも水はよく切っておきます。

 

赤紫蘇をすり鉢に入れ塩を適量振りかけます。

両手でよく揉み

汁を絞り捨てます。

2回ほど塩揉みし充分に汁を絞ってアク抜きをします。

次に、漬けておいた梅から出た白梅酢を少量、紫蘇に入れ揉みます。

すると、不思議な事に先ほどまで紫色だった紫蘇が美しい紫紅色に変わります。

そして同様に汁をよく絞り捨てます。

残りの紫蘇も同じようにこの作業を繰り返し、紫蘇の準備ができました。

最後にこの紫蘇を梅の間に入れ、赤く色付いたら梅干しの出来上がり✨

 

 

土用になり晴天の続く日に、ザルなどに梅を並べ3日間昼夜天日干しし、梅は時々裏返し、1日に1回~2回赤梅酢につけてまた干す事を繰り返すと、より美味しい梅干しができますよ。

 

他にも梅シロップや梅酒なども作ります。

なかなか梅干しを家で作る事は手間もかかり大変ですが、こうした季節の食べ物など母から習い、いつか自分でも作れたらなと思います。

 

梅干しの効能・効果

・殺菌作用があるため食あたり、食中毒を防ぐ

・インフルエンザ菌に効果を発揮

・胃ガンの原因ピロリ菌を抑制する

・高血圧、糖尿病、脂質異常、動脈硬化、心臓病を防ぐ

・脂肪燃焼効果

などがあると言われているようです。