経験
体験記
下呂

こんにちは!NPO法人みらいろでふるさとワーキングホリデーに参加している、真由子です!

早いもので、あと数日でワーホリが終わろうとしています。

今回は、ふるさとワーキングホリデー体験記として、この2週間で経験したことを振り返ってみたいと思います。

 

私が下呂に来たきっかけは、学生生活最後の夏休みに、日本でまだ行ったことのない地域を訪れ、会ったことのない人と関わり、色々な方の暮らしや働き方、生き方を知りたいと思ったことでした。

2年前に宮城県でふるさとワーホリに参加したことがあり、今度は海ではなく「山」「川」の中で暮らしてみたいと思い、下呂市ワーホリのページに載っていた風景がとても綺麗で、参加を決めました。

 

私がみらいろで担当していたお仕事は、主に2つありました。

1つは、「下呂魅力発信サイトPOKAPOKA」の投稿記事を作るため、期間中に2回取材に出かけ、記事を書いたこと、もう1つは、下呂市ふるさと納税関連の封入作業のお手伝いでした。

特に印象に残っていることは、期間中にさせていただいた2つの取材です。

 

1つ目は期間限定で湯めぐり館で開催されていた「LAVENDER RING in Gero City」の取材で、開催のきっかけとなった荒井里奈さんのお父様にお話を伺えたのが、とても貴重な経験でした。

来たばかりで緊張していましたが、「POKAPOKAライター」の方が同行してくださり、お話の引き出し方を側で見て学ばせていただきながら、取材をすることができました。

里奈さんの送られた濃い人生からは、今はいないその姿が感じられるほどで、がんについてや、日常の過ごし方について、とても学びになりました。

2つ目の取材では、岐阜県立益田清風高校の文化祭『清風祭』に行かせていただきました。

和太鼓パフォーマンスから演劇、クラス展示まで充実した内容で、コロナ禍を乗り越えて企画、準備から取り組み当日を迎えた生徒たちの思いやパワーが伝わり、とても感動しました。

どちらの取材も、自分にとって貴重な経験となりましたが、それを自分の中だけで留めるのではなく、読んでくださる方々に伝わるように、心に届くように書くことは、楽しかったと同時に、思っていた以上に難しかったです。

書く順番や内容、言い回しなど、小さなことでもより相手に伝わるようアドバイスをいただきながら、記事を完成させることができました。

 

今回経験させていただいたことをもとに、感じたことや体験を文章にして人に伝える。ということに、これからも何かの形で関わってみたいと思います。

 

お仕事の日は、ワーホリ参加者はそれぞれ別の場所で生活しているため、あまり交流がないことに寂しさもあったのですが、

期間中の交流会や休日を利用し、一緒にさまざまな場所を訪れたり、色々な話をすることができました!

白川郷に連れて行っていただいたり、みんなで窯でピザを焼いて食べたり、ボルダリングジムに行ったり、アスレチックをしたり、温泉を巡ったり、花火を見たり…🎆

日差しはあるものの山の風が涼しく、東京より一足早い秋を感じる中、盛りだくさんでとても充実した夏休みになりました!

↑インターネットラジオ、Podcastで配信されているラジオ番組『ここは岐阜県下呂市。温泉だけだと思うなよ?』にワーホリ生5人でゲスト出演させていただきました!

ふるさとワーホリについてや下呂の印象と魅力について、田舎と都会の仕事や暮らしについて、今後の人生について…深い話がたくさんできて、自分でもまた聞き返してみたい内容です!(笑)

↑交流会で、下呂市長と交流させていただく機会がありました!このふるさとワーホリを、地方と都会での仕事や暮らし、自分の今後の選択肢について考えるきっかけにしたいと思います。

 

そして何よりも、期間中の色々な場での人との出会いが宝物です。

慣れない自炊や、初めての地での一人の生活に戸惑っていたときも、みらいろの方、市役所の方、フラっと入ったお店の方…など、周りの方が常に気にかけてくださいました。人の温かさに救われて、無事過ごすことができた2週間でした。

 

みらいろでは、子育てとお仕事を両立されている方が多く、皆さんパワフルで活き活きされていて、そのかっこいい姿を側で見ながらお仕事をして、自分の今後の将来について考えさせられました。

 

また、色々な経験やバックグラウンドを持った方とお会いし、お話を伺いましたが、下呂出身で今も住んでいる方、Uターンで戻ってこられた方、移住してきた方も、「地域を良くするために自分が何かしたい」「自分のやりたいこと、好きなことを大切にしたい」という二つの思いを共通して持っておられると感じました。

自分の軸を大切にしながら、地域のためにできることを模索し、動き続ける姿は、本当にかっこいいなと思いました。

 

みらいろでは、下呂の魅力発信、ふるさと納税、地域の高校の学びの支援、子育て中の女性の支援など、さまざまな事業をされていて、そこで働く方々の姿を間近で見たり、自分も取材に出かけたりしたことを通して、下呂市の魅力や課題の存在に気づくことができました。

そこで刺激を受けたことを忘れず、今後も、自分の周りや住む地域で起こっていること、社会問題にアンテナを張り、自分にできることを考えて動いていきたいと思います。

 

私は来年の4月から東京で就職予定ですが、2週間の下呂での生活を通して、素敵な生き方をされている方にたくさん出会うことができ、今後こんな大人になりたいという指標がいくつもできたように感じます。

この2週間、毎日日記をつけているのですが、吸収できたことが本当に多く、書ききれないほどでした。

 

今回のワーホリで経験して学んだことや感じたこと、出会い、そして楽しかった思い出を糧に、社会人としてまた新たなスタートを切りたいと思います。

下呂に次来るときには、また少し成長した自分で、今回出会えた方々に再会できるように頑張ります!