ティピ
作って遊ぶ
馬瀬
〜この記事は2025年12月に取材し、執筆されたものです〜

こんにちは
下呂市小坂町在住ライターあつこです。

【馬瀬】生まれ変わる野原のミュージアム~Mission 1:花いっぱいのフラワーガーデン作り ~(リンクを貼る)
は、読んでいただけましたか?

さて、今回は
Mission 2:竹のティピ作り スタートは竹林から。1から作る秘密基地テント「ティピ」

私は、テントを作るのも初めてならば、竹を切るのも初めて!
初めてだらけのMissionの始まりです。

 

【目次】

光るプロの技!竹の伐採
試行錯誤のティピ作り
ランチタイムは「最強のぬかくどご飯」と「下呂のソウルフード」が合体!
【情報】野原의ミュージアム

 

光るプロの技!竹の伐採

 

竹の伐採

南飛騨地域(岐阜県下呂市)は、古くから良質な木材の産地として知られています。
だから・・・というわけでもないとは思いますが、今回集まったメンバーのうち、ひとりは元林業従事者、ひとりは現役大工さん

ということで、私は、プロの技を堪能しつつ、それを記録するカメラマンに徹することにしました。

 

※この竹林の伐採は、所有者の方の許可をいただいて行っています。

竹の伐採 受け口

 

竹に切り込みが入っているのがわかりますか?
竹を倒したい方向にV字に切り込みを入れることを“受け口”を入れるというんだそうです。
この切り込みを入れることによって、竹が思わぬ方向に倒れることを防止し、事故や近くにいる人のけがを防ぐそうです。

 

竹の伐採 チェーンソー

 

そして、切り込みを入れた反対側から、チェーンソーの刃を入れていきます。
倒したい方向に切り込みを入れてはあるものの、どちらに倒れてくるかはわからないので、離れた場所から見守ります。

 

竹の伐採

 

竹が倒れてくる瞬間は、大迫力!
離れた場所から見ていても、思わず大きな声を出してしまいました。
日常では感じられない興奮を感じる瞬間でした。

 

さて、ティピに使う竹の長さは5mです。
切り出した竹は、スケール(金属製のメジャー)で5mの長さを測りました。
使うのは竹の稈(かん・幹の部分)だけです。
余分な枝葉の部分はナタを使って落としていきます。

・・・と書くと、簡単そうですが、普段“ナタ”なんて使いませんよね?(笑)
慣れないナタで、無数についている枝葉をひたすら落とし……。
これが想像以上に骨が折れる作業でした。

ジャジャーーーン!!!
がんばりの甲斐あって、切り出し完了です!!

えっちらおっちらと、竹を野原のミュージアムまで運び終わり、
さあ、ここからが今日のメインイベント【ティピ作り】!
・・・と行きたいところですが、この日は、12月のはじめ。
前日に降った雪が少し残っていました。
ずっと外で作業をしていたので、身体は冷え冷えです。
まずは、火起こしをして、コーヒータイム。

野原でコーヒータイム

野原のミュージアムでのコーヒータイム。 広い空、馬瀬の清流、美味しい空気……。 ここにある「すべて」がごちそうです。

試行錯誤のティピ作り

さあ、ここからは、「ティピを建てる」そして、作業後の「美味しいランチ」に向かって、自然とチームが分かれて作業が始まります。

“ティピチーム”は、現役大工さん、元林業従事者の方、アウトドアの達人など、超頼もしいチームです。
彼らが挑む場所(土台)となるのは、 かつて野原のミュージアムのシンボル的な建物だった「アースバッグドーム」の跡地。
ここに新たなシンボルができる・・・しかも、この場所を大好きな人たちが集まってそれを作る。
なんだか、とても感慨深いものがあります。

ここに集まった人全員、ティピを建てる体験はこの日が初めて!
竹をどのように組んでいこうか、「角度はどうだろうか」、「てっぺんの重なる部分はこんな感じ?」一本ずつ竹を持ってきて、みんなで試行錯誤です。

なるほど!こんな感じだな!というイメージがつかめたところで、一度竹を下ろして、てっぺん部分にひもで固定します。

もう一度、竹を立てていき、竹を立てては下からひもをぐるぐる、また一本立ててはひもをぐるぐる、ギュッと竹が緩まないように固定していきます。
ほぼ「その道のプロ」とも言える頼もしいティピチームのおかげで、どんどん作業が進んでいき、ナナ子さんの頭の中にあったイメージが現実化していきます。
みんなであーでもないこーでもない、と作業しているのが楽しそうに見えたのかな?
野原のミュージアムの看板犬“みかんちゃん”も応援に来てくれましたよ。

骨組みが出来上がったら、いよいよ仕上げです。
全体を覆う「幕」をかけていきます。

実はこの幕、なんとナナ子さんがご自身で縫い合わせたものなんです。
これだけの大きさの布を縫うのが、どれだけ大変な作業だったか…。
ナナ子さんのこの場所にかける大きな愛と、全ての過程を楽しみつくすenjoy精神を感じずにはいられません。

おっと!幕をかけた途端にかけよってきたのは、まわりでティピが出来上がる様子を見ていた子どもたちです。
うれしいよね~。待ってたよね~。
がんばって作った大人たちも、子どものあとに続いて、ティピの中に吸い込まれるように入っていきます。

さてさて、もう一つのお楽しみ。
お昼ご飯もそろそろ食べごろですよ。

ランチタイムは「最強のぬかくどご飯」と「下呂のソウルフード」が合体!

ぬかくどご飯

野原のミュージアム名物。籾殻(もみがら)を燃料にするカマド「ぬかくど」

ご飯を炊くのは、なんと籾殻(もみがら)を燃料にする「ぬかくど」。
強い火力で一気に炊き上げるから、お米の一粒一粒が立って、ふっくら甘いんです!

そして、メインディッシュは、下呂のソウルフード“鶏(けい)ちゃん”です。
実は下呂市には、鶏ちゃんを製造・販売している企業さんがたくさんあるんです。
それぞれが独自の「秘伝のたれ」を持っていて、味のベースやニンニクの効かせ方など、味も千差万別。

今回、ナナ子さんが用意してくださったのは、地元・馬瀬の村山チキンさんのケーちゃんです。

鶏ちゃん ケーちゃん 下呂のソウルフード

焼けるのが待ち遠しい

「最強のぬかくどご飯」と「下呂のソウルフード 鶏ちゃん」が合体!!
最高のランチタイムの完成です!

 

 

新しくできたティピと、春に芽吹くであろうフラワーガーデンと。
ますます楽しく生まれ変わる野原のミュージアムから目が離せません。

 

野原のミュージアム

〒509-2604
岐阜県下呂市馬瀬中切502-3
tell:080-7812-0864
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