伝統漁法
体験
馬瀬

撮影者:mitsuru.tagu

 

下呂市馬瀬と言えば、が有名です ♪

そして鮎を獲る方法として、友釣りや網、ヤナなどがあります。

その中のを使った伝統漁法があることを知っていますか?

今回は、馬瀬で行われている伝統漁法「火ぶり漁」を紹介したいと思います!

 

馬瀬の鮎

まず、馬瀬地域は「日本で最も美しい村」連合に加盟しています。

水が綺麗、緑が豊かな為、魚が住みやすいと言われています。

そんな綺麗な水で育った鮎は、臭みが少なく、スイカのような香りがするとも言われています。

2007年に開催された「利き鮎会スペシャル in TOKYO」で見事グランドチャンピオンに輝やいた程です!

 

火ぶり漁を行っているのは

火ぶり漁は伝統的な漁法として行われていましたが、最近では行われていませんでした。

しかし、地域おこしと伝承の為実演しようと、2012年に再度立ち上げられました。

メンバーは、地元の有志一同によるもので、その名も「鮎とり隊」です!

中には中学生、高校生もいるんですよ☆

こちらは地域の小学生「キャンドル隊」!

まだ漁には出られませんが、暗い中、お客さん達が川に落ちないよう、足元をほのかに照らしてくれるキャンドルを準備して置いてくれています☆

 

鮎の習性を活かした漁法「火ぶり漁」

鮎は昼間 瀬の中で泳いでいますが、夜は岩かげで休んでいます。

その前に網を仕掛けておき、その後いよいよ火ぶり漁が始まりです!

夜になり、岩かげで休んでいる鮎を光りと音で追います。

鮎は、光りと音を怖がる習性があるので、怖がって逃げた鮎を網に追い込みます。

 

「火ぶり漁」実際の様子

撮影者:mitsuru.tagu

岸には かがり火が焚かれ、松明を持った川漁師達が「ほーほー」と大きな声を出して炎を左右に振ります。

そして細い竹の棒で水面を叩き、音で鮎をおどかします。(写真左側の水しぶきが、棒で水面を叩いている様子)

 

松明の炎はこんな動きをしています。

この火ぶり漁の幻想的な写真を撮ろうと、カメラマンも多く見えました!

10分ほどの漁の後、川漁師たちはお客さんたちの前に網にかかった鮎を持ってきてくれます!

そこで網から鮎を取る体験もさせてもらえます☆

うちの長女も取らせてもらいました(^^)

匂いも嗅いでみましたが、臭みはありません☆

この日は大量でした!しかも大きくて立派な鮎たち!

水温の高さなど日によって、獲れる数は違います。

この後、観光客のみなさんでの競りや、ホテル美輝での朝食として、分けられました。

ぜひ、この時期だけ行われる「火ぶり漁」実際見に来てみて下さい☆

天領さんによる、試飲販売も行われています♪

 

今年(2017年)の「火ぶり漁」は

【開催日】 8月27日(日)、8月29日(火)、8月31日(木)、9月3日(日)、9月5日(火)、9月7日(木)、9月10日(日)、9月12日(火)

【時間】 19時30分から

【会場】 岐阜県下呂市馬瀬村西村 「フィッシングセンター水辺の館」

【料金】 火ぶり漁 観覧は無料

【お問合せ先】 南飛騨馬瀬川観光協会 電話:0576-47-2841