〜この記事は2026年8月に取材し、執筆されたものです〜
こんにちは! 下呂市の一番北側のまち・小坂町(おさかちょう)在住ライターあつこです。
わが家には、高校2年生の長女、中学2年生の長男、こども園 年長の次女の3人の子どもたちがいます。
先日、末っ子が通うこども園の夏のお楽しみ会に行ってきました。
📖 目次
なぜ???こども園のお楽しみ会で地域の企業AEJさんのお話
【なつのおたのしみかい】のプログラムを見てみると⋯
①AEJのかたのおはなし
②おやつさんかん
③おやこでたいそう
④おやこであそぼう!
⑤ちからぬのまき

ん???
②から⑤までは、園の行事だなーってわかるんですが、①の「AEJのかたのおはなし」って、一体なんなんだろう。
AEJというのは、下呂市小坂町にある企業、ALTERNATIVE ENERGY JAPAN(オルタナティブエナジージャパン)さんのこと。
私は小坂町民なのでどんな会社かは知っているのですが…なぜ、園の夏祭りでAEJさんのお話なのかは、いくら考えてもわかりません。
考えてもわからないので、会が始まるまでのお楽しみにすることにしました。
うんちくんの登場

現れたのは、うんちくん。
うんちくん、泣いています。
「汚い!」「くさい!」「あっち行ってよ!」って、みんなに言われて泣いています。
みんなに嫌われて、誰の役にも立てていないことが悲しいようです。
そんな時、木の仙人に出会ったうんちくん。
「一度使ったものが、もう一度人の役に立つことがあるんじゃよ。」 と教えてもらいます。
その秘密は、どうやらこども園の中にある「ひまわり」に隠されているようですが・・・・
バイオコークスに生まれ変わったうんちくん

ひまわりの種と出会ったうんちくんは、バイオコークスの「コーキーくん」に生まれ変わりました!
なんと!!コーキーくんは、薪ストーブを暖かくするお手伝いをしたり、蒸気機関車を動かしたりすることもできるんです。
誰かの役に立ちたい…と泣いていたうんちくんは、大喜び!!!
「いらない、捨ててしまおうと思われているものでも、もう一度誰かの役に立つことができるんだよ」
瞳をキラキラさせて、コーキーくんは子どもたちに語りかけました。
バイオコークスってなあに?
うんちくんが生まれ変わったコーキーくんの正式名称は「バイオコークス」。
普段はゴミとして捨てられてしまう物などから作られた「新しい固形燃料(エネルギー)」のことです。
原材料を細かく砕いて混ぜ合わせ、熱を加えながら強い力で圧縮すると、カチカチになってバイオコークスに変身するんだそうです。
木くずや、牛のふん、コーヒーやそば殻、食べ残しからも作ることができます。

「これは牛ふんから作られたもの、これはレモン、これはカカオ、これは…」
さっきまでうんちくんがいた机の上に、たくさんの種類のバイオコークスが並べられていきます。
原材料の名前シールが貼ってあるようなのですが、貼ってないものはなんと「におい」をかいで確認しています!
見た目はどれも同じような硬そうな茶色い筒なのに、においは原材料によって変わるんだな……と、子ども向けのお話のはずが、大人の私がすっかり興味津々になってしまいました。
すると、「順番に前に行っていいよー!」と先生から声がかかりました。
さわったり、においを嗅いだりしていいって!!!
バイオコークスのにおいは!?

現物を前にしてびっくりです。
椎茸、いちご、レモン、トマト、パイン、麦わら、桜の葉、スギ、竹、緑茶、カカオ、メロンなどなど。
よくぞこれだけの種類にチャレンジしてくださいました!!と拍手したくなるくらいのバイオコークスたち!
手に取ってにおいを嗅いでみると、ほのかすぎて香りが分からないものから、とても強烈に香るものまでいろいろありました。
ちなみに、チョコ好きのわが家の次女は、やっぱり「カカオ」がお気に入りでした🍫
けれど、このたくさんのバイオコークスの中に、例の「あれ」が材料になっている物が見当たりません。
うんちくんがコーキーくんに生まれ変わるきっかけになったあれです!
そう!「ひまわりの種」です。
ひまわりプロジェクト
実は、ひまわりの種からバイオコークスが作られるのは、これからのお楽しみなんです。
AEJさんは、市内9つのこども園や小中学校とタッグを組んで、【ひまわりプロジェクト】に取り組んでいるそうです。
【ひまわりプロジェクト】とは、地域に根ざした持続可能なエネルギー生産と環境教育のプロジェクト。
自分たちでひまわりを育てる体験をし、それをバイオコークスの原料として活用することで、自然や資源の大切さを学んでもらおうという素晴らしい取り組みです。

今、こども園のひまわりは、真っ盛りのものから、種ができかけておじぎしているものまで様々。
どのひまわりもとっても大きく育っていて、子どもたちが一生懸命お世話していたことが伝わってきます。
秋になって収穫されたひまわりの種は、バイオコークスに変身します。
そしてなんと、そのバイオコークスは、秋の収穫祭で「秋の味覚の代表格のあれ⇒焼き芋!」を焼くための燃料として使われる予定なんだとか!!
自分たちで育てたお花が燃料になって、美味しいおやつを焼いてくれる。ワクワクしかありませんね🍠
頭を使ったあとは、全力で楽しむ伝統行事!
AEJさんのお話(プログラム①)でワクワクしたあとは、いよいよお祭りの本番です!
手作りおやつ(なんとこの日は2層に分かれたゼリーでした!)を食べた後は、子どもみこしに、親子体操!
7つの遊びコーナーで思いっきり遊んだ後は、おまちかねの“ちからぬのなげ(力布投げ)”です。
※下呂の地元の夏祭り「力持ち小太郎祭り」では、力布と呼ばれる手ぬぐいや、力餅と呼ばれるお餅が撒かれます。
それを取れた人は「知力・体力・経済力」に恵まれるという縁起物で、お祭りの中で一番盛り上がるイベントなんです。

遊具の上から園長先生が撒く“力布”に群がる子どもたち。
両手を伸ばして必死です!そして写真には写っていませんが、がんばるわが子を撮ろうとスマホを構える親たちも必死です(笑)。
世界一楽しかったなつのおたのしみかい
「みーなーさん 楽しかったですか?」
という先生の問いかけに、わが家の末っ子の答えは
「世界一楽しかった―――――!」
その満面の笑みを見て、私もたまらなく嬉しくなってしまいました。
地元企業の方から未来に繋がるエネルギーのお話を楽しく学び、地元の伝統的なお祭りごとで全力で遊ぶ。
ただ楽しいだけじゃない、こども園の先生方や地域のみなさんの愛情と工夫がたっぷり詰まった夏祭りでした。
こうして地域全体に見守られながら子育てができる環境に、改めて感謝でいっぱいになった一日でした。
🌱 本記事に登場した企業様
バイオコークスや「ひまわりプロジェクト」に取り組む
ALTERNATIVE ENERGY JAPAN
(オルタナティブエナジージャパン)さん。
詳しい活動内容はこちらの公式ホームページからご覧いただけます!













