クアオルト健康ウォーキング
健康
下呂
〜この記事は2025年10月に取材し、執筆されたものです〜

 

こんにちは

下呂市小坂町在住ライターあつこです。

 

読書の秋・食欲の秋・実りの秋・芸術の秋・スポーツの秋

いろいろありますが、

私は、美味しいものをめいっぱい楽しみたい 食欲の秋

だけど、太るのは嫌だし、健康も気になるので、適度に体を動かしたい スポーツの秋

を楽しみたいな~と思っています。

そんな私が、今回参加したのは、

「無理しない がんばらない」ウォーキングの下呂市クアオルト健康ウォーキングです。

 

【目次】

 

 

下呂市の健康ウォーキングとは

 

下呂市のクアオルト健康ウォーキングには、

2024年3月に公式コースとしてスタートした“下呂温泉合掌村コース”、“四美の森コース”の2つのコースがあります。

また、下呂市オリジナルの健康ウォーキングコースとして、2025年10月にスタートした“がんだて公園コース”があります。

 

 

今回、私が参加したのは、下呂温泉合掌村コースです。

下呂温泉合掌村は、国指定重要文化財「旧大戸家住宅」をはじめ、白川郷などから移築した10棟の合掌造りの民家で集落を再現した、野外博物館です。

下呂市民の私ですが、合掌村内をゆっくり歩いたことがありません。

どんなところなんだろう、という楽しみもあって、合掌村への参加を決めました。

 

 

“がんばらない”ウォーキングって?!

 

 

受付を終えると、まずは、当日の健康状態の簡単なアンケートと、血圧&心拍測定です。

今の自分を知ることで、歩いた後の変化を知ることができます。

どのように変化するのか楽しみです。

 

 

真剣にガイドさんの話を聞く参加者さんたち。

この日の参加者さんは、リピーターさん2名、初めての方7名、全員で9名でした。

ガイドさんによると、こんなに初参加の方が多いのは久しぶりなんだとか!

下呂市でクアオルト健康ウォーキングが始まって約1年半が経ち、リピーターさんの参加が増えてきているそうです。

クアオルト健康ウォーキングに参加してランチ、という風に楽しまれる方もいらっしゃるんですって。

歩いた後のランチは、格別に美味しそうです。

さてさて、歩く前にガイドさんから、「クアオルトとはなんぞや!?」の説明を紙芝居を使って教えてもらいました。

 

クアオルト健康ウォーキングは、“がんばらない”ウォーキングとも言われています。

むやみやたらと心拍数をあげるのではなく、自分にとってどれくらいの運動強度が最適かを探りながら歩きます。

“がんばらない”運動強度のメリットとしては、怪我などのリスクを軽減するだけでなく、持久力が増すそうです。

クアオルト健康ウォーキング発祥の地のドイツでは、公的医療保険が適用されていて、

心疾患リハビリ、高血圧、骨粗しょう症などの治療や、健康増進、メンタルヘルスケアに効果が期待されているウォーキングなんだそうです。

健康効果だけでなく、脳血流量増加で脳が活性化し、学習効率アップ、仕事効率アップなどの効果も期待できるので、老若男女どの年代の方にもおすすめのウォーキングなんですって!

 

 

安心安全に歩くために

 

 

ウォーキングへの期待が高まったところで、歩く前の準備体操です。

集合時間は朝の9時。まだあたたまっていない体がよく伸びます。

体操をしていると、合掌村を訪れた観光客の方も、一緒にのび~

体を動かすってやっぱり気持ちがいいです。自然に気持ちよさの輪が広がるほほえましい時間でした。

 

ここで、私たちは、ガイドさんの呼びかけに答えるためのジェスチャーを教えてもらいました。

ジェスチャーだったら、声の大きい小さい関係なく、私たち参加者全員の返答や意思が、ガイドさんに伝わりやすいですね!!

 

 

ガイドさんの持ち物の中には、AEDのリュックサックがありました。

怪我などのリスクが少ない運動強度とはいえ、いつ何が起こるかわかりません。

私たち参加者が安全に参加できるよう、万全の準備をしてくださっているんだと、ガイドさんの持ち物を見て安心しました。

 

 

クアオルト健康ウォーキングのコースは、高低差のある道を歩くことによって、運動の負荷を高め、健康増進効果を高めているんだそうです。

下呂温泉合掌村コースは、全長2.58㎞ その内坂道は、105m

「105mは、建てものにすると、35階分なんですよ」と、ガイドさん。

階数で言われると、そんなに歩くのか!と衝撃的です。

けれど、ゆるやかな坂道が多いので、その階数の衝撃とは対照的に、“がんばらない”ウォーキングでした。

 

 

自分にとって最適な運動強度を探ります

 

 

歩いていると、こんな看板が出てきました。

看板には、「クアの道、下呂合掌村コース」「15秒×4 心拍数計算」と書いてあります。

 

 

 

ここは、下呂合掌村コースの第2心拍数計測ポイントです。

ここで、15秒間 脈拍を図ります。

4倍して、60秒間の脈拍を出して、記録します。

 

 

ちなみに第2計測ポイントは、茶房萬古庵

お店の入り口には、甘味のメニューが・・・

合掌村内には、甘味処やお食事処、陶器の絵付けや和紙の紙漉き体験のできる工房などもあるんです。

今回は、ウォーキングが目的なので、寄り道できず残念です。

 

茶房萬古庵の紹介記事はこちらです。 下呂温泉合掌村 ばんこあんみつ♡

 

 

クアオルト健康ウォーキングで目指す運動負荷のかかった時の心拍数は、「160-年齢」です。

この目標心拍に対して、プラス10だった方?? プラス20の方?

それぞれ当てはまるところに、はーーい✋と手を挙げて、運動負荷を確認します。

 

負荷のかかりすぎな人、もっと負荷をかけてもいい人、それぞれに歩き方のアドバイスをもらい、また歩きます。

 

下呂合掌村コースのチェックポイントは、6カ所ありました。

毎回歩き始める前に、合い言葉のようにガイドさんが

「頭痛、吐き気、めまい、胸の痛みはありませんか?」という確認をしてくださいます。

ここで、出発前に習ったジェスチャーの出番です。

ジェスチャーなので、私たち大丈夫だよーまだ歩けるよ、という意思表示が、ひとりも漏れることなく、ガイドさんに伝わります。

 

コースの看板がついているので、ひとりでも歩けるかもしれませんが、

一緒に歩く仲間がいることのあたたかさ、安心安全を配慮してくださるガイドさんがいることの心強さが

リピーターさんの多さにつながっていると感じました。

 

 

四季折々、下呂の自然も楽しめるコース

 

 

私がクアオルト健康ウォーキングに参加したのは、10月でした。

合掌村内の田んぼは、ちょうど稲刈りをした後でした。

 

合掌村内には、自然も多く、かりん、栗,栃、どんぐり、くるみなど、たくさんの木の実もなっていました。

紅葉はまだこれからかなあ、というところです。(10月現在)

 

四季折々、目も楽しめる合掌村コースです。

 

 

さあ、後半は、合掌村を飛び出して歩きます。

雨情公園を目指して歩きます。

ここもゆるやかな坂道です。

 

 

 

雨情公園は、昭和のはじめ頃、歌謡詩人、野口雨情が下呂の地に来遊した際に作った下呂小唄にちなんで名付けられた公園です。

川沿いに広がる公園なので、夏には水遊びも気持ちがよさそうです。

 

 

肌表面が「冷たくさらさら」というのが、クアオルト健康ウォーキングの運動効果を上げるポイントなんだそうです。

暑い日には、川に手をつけて、肌の表面温度を下げるんだそうですよ。

 

適度な高低差のある坂道、美しい川の水、自然豊かでおいしい空気、など、下呂の気候や地形がフルに活かされているコースでした。

 

雨情公園を後にし、スタート地点の合掌村へと戻ります。

最後に血圧、心拍数を測定します。

血圧の高い方からは、その変化に驚きの声が上がっていました!

私は、今回、初めて下呂合掌村の中を歩いてみました。

あんみつも食べたいし、円空館も見てみたい!

桜の季節や、紅葉も楽しみたい!雪が降ってもきれいだろうなあ!また合掌村にゆっくり来てみたいと思いました。
そして、健康ウォーキングの他のふたつのコース(萩原四美コース、飛騨小坂がんだてコース)にも、参加してみたくなりました。

 

「歩く」だけ、しかも、「がんばらない」なので、普段、運動習慣のない方にもお勧めだなと感じました。

リフレッシュしたい方や、健康に長生きしたい方、ぜひ、いかがですか?

 

 

 

下呂市クアオルト健康ウォーキング

【HP】     下呂市クアオルト健康ウォーキングへの参加について

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【Instagram】 下呂市クアオルト健康ウォーキング 公式Instagram

 

 

下呂合掌村

【HP】         下呂合掌村HP

【住所】   〒509-2202 岐阜県下呂市森2369番地

【電話】    0576-25-2239

【営業時間】  午前8時30分~午後5時00分 (最終入場受付午後4時30分)
年中無休 ※一部施設臨時休業あり
※ 12月31日、1月1日、2日は、午前9時から午後4時まで
村内見学所要時間 約60分(体験時間別)