作り方
漬物文化
下呂

みなさん、ひねづけ(古漬け)を食べたことがありますか?

苦手な方も中にはいると思います。

うちでは、ひねづけを漬けていて、小さい頃からごはんの上にきざんでのせて、お茶漬けにして食べていました。

他にも、切り漬け、麹漬けなども漬けていますが今回はひねづけを紹介します✨

 

ひね漬けとは?

ひねづけ(古漬け)は、漬けてから1年以上経った漬物の事を言います。

切り漬けなどは漬けてから1~2週間ほどで食べられます。

 

作り方

まずは漬ける大根の収穫から始めます。

この日は少し霜が降りて、収穫するのに手が冷たくなってしまい大変でした。

私は初めて漬物の漬け方を習うべく、やる気満々でしたのでへっちゃらです!

と言いたいところですが、大根を運ぶのも重いし沢山だし寒いし……

祖父母の時代から私の親も、毎年こうしていたんだなと思いながら作業しました。

 

収穫した大根を洗います。

まず土を洗って落とします。

『井戸屋』と家では呼んでいる、山水が流れている場所で再度キレイに洗います。

2週間ほど天日干しします。

干すことで水分が抜け、漬けた時に水が大量に出るのを防ぎます。

かぶも同様にして干します。

 

漬ける

大根……15㎏

塩………5合

唐辛子…適量(10本くらい)

酢………適量

赤カブ…適量(色付け)

※今回は大根を30㎏漬けました

※なので全て倍の分量です。

 

まず、計った塩とは別に容器の底に塩を降ります

隙間がなるべくできないように大根を敷き詰める。

唐辛子、塩を入れる。

2段ほど同じように敷いたら、カブを入れる。

塩を降り、酢を2周円を描くように入れます。

同じように繰り返し敷き詰め、最後にカブの葉っぱで蓋をします。

なるべく空気に触れないようにとにかく隙間を埋めていきます。

そして重石が傾かないよう、平らになるよう敷き詰めるのがポイント!

見ていてパズルのようでした。

一番上は赤カブの葉っぱに、霜が降りたくらいの降り塩をして酢を入れ完了!

30㎏漬けたので、重石は倍の60㎏!

夏過ぎまでこの状態です。

漬けた翌日から、重石が傾いていないか時々チェックします!

1年以上漬けると書いていますが、夏越しすれば十分美味しいお漬物になっています✨

 

うちは、昔ながらの作り方でこのように漬けています。

それぞれのお家で漬け方も違うし、好みの味付けをされるでしょう。

お漬物を頂く事はありますが、漬け方を見せてもらう事はなかなかないので他の家庭がどのようにしているか気になります。

 

うちには漬ける道具や場所があります。

ですが、自分が続けられるかと言ったら今は自信がありません。

買う事は簡単ですが、こうした漬物文化もできる限り残せていけたらなと思っています。

 

ひねづけ、とっても美味しいんですよ~🎶

私の子供も大好きです☺