鉱泉
温泉
小坂

夢のような秘密の材料

先日、カレーを作りました。

はい。なんの変哲もないカレーです。

一見、なんの変哲もないわが家のカレー

実は、ある秘密の材料を使ってます。

これを使うと、1日目なのに2日目のカレーみたいに美味しくなるという!!

その夢のような材料は、なにかというと………

ジャーーーーン!!こちらの液体です。

これは、鉱泉

温泉の源泉を汲んできたものなんです。

 

湯の町 下呂市♨

下呂市と言えば、温泉がとっても有名です。

下呂市中央部 下呂駅近辺の温泉は、日本三名泉として有名です。

が、それだけじゃあない!!

下呂市には、

南部は、金山

北部は、萩原、馬瀬、

そして、私が住む小坂町にも

それぞれ、泉質の違う温泉があるのです。

 

飛騨小坂の温泉は…

飛騨小坂の温泉は、

炭酸泉と呼ばれたり、鉱泉と呼ばれたりしています。

炭酸泉って????

簡単に言うと、炭酸成分が含まれていて、

炭酸飲料のようにシュワシュワしている温泉です。

鉱泉って????

なんだろうって調べてみたら、

地下水が地表に湧き出てきたもので、温度が高いものが温泉

温度が25度に満たないものが、鉱泉と呼ばれているようです。

昭和23年に施工された温泉法の定義では、

水温が低くても塩分・鉄分・硫黄など19種類の鉱物質ののうち、

いずれかひとつでも含有量が限界値以上であれば、

広義では温度の低い鉱泉も温泉であると定義されるようです。

ペットボトルの色を見ていただいてもわかるように、

小坂の鉱泉は、鉄分が多く含まれているのです。

そして、源泉は水温が低い!!

こちらは、日帰り温泉ひめしゃがの湯の飲泉場です。

ひめしゃがの湯では、日帰り入浴を楽しんでいただけます。

ひめしゃがの湯がある地区の温泉は下島(したじま)温泉と言います。

どちらかというと、鉄分が多く含まれているので、鉱泉ビギナーの方がそのまま飲むと

うぇぇぇぇぇぇぇぇぇっとなることが多いです。

中には、牡蠣みたいだねーとゴクゴク飲まれる方もいらっしゃるので、その方のお好みによると思います。

先ほど、源泉は水温が低い、と書きましたが、

ひめしゃがの湯には、水温の低い源泉を利用した水風呂と、源泉を沸かしてあるお風呂があります。

このお風呂を交互に入ると、交感神経と副交感神経が整うんだそうですよ。

水温が低いお風呂に入るのは、最初は大変ですが、肩までつかってみると、あら不思議

冷たさをそれほど感じず、じんわりとあたたかくなってくるんです。

(と、私は感じています。みなさんはどうでしょう。ぜひ、お試しくださいね。)

 

 

こちらは、湯屋(ゆや)温泉地区にある飲泉場です。

こちらの地区のものは、炭酸成分が多く含まれています。

私が料理に使っているのは、こちらの鉱泉です。

鉱泉を汲みに行くと、たまに地元のおじさんに会うことがあります。

「今日は、飲み会やで、飲んどくんや。」

とか、

「わしゃ、毎日飲んどるんや。」

と、言ってみえます。

鉱泉は、古くから消化器によいと言われているそうです。

日帰り温泉や、温泉旅館、飲泉場の場所は、

こちらのサイトに地図が載っています。→☆☆

 

いろんな料理に使えるよ

先日は、鉱泉を使ってカレーを作りましたが、

鉱泉を使った料理はそれだけではありません。

鉱泉料理で一番有名なものは、鉱泉豆腐です。

鉱泉を使って湯豆腐を作るんです。

鉱泉は、たんぱく質に作用するらしく、

お豆腐がとけておいし~い

しゃぶしゃぶもおすすめです。

お肉が柔らかくなります。

天ぷらの衣にも。さっくりあがります。

 

私は、パンを焼くとき、蒸しパンを作るときに生地に入れます。

ふんわりとします。

これから夏なので、まだまだ先ですが、

おせち料理にも大活躍なんです。

黒豆を煮るときに使うと、鉱泉に含まれる鉄分でお豆が真っ黒に

そして、炭酸成分のおかげで早くふっくらと出来上がります。

小豆を煮るときにもとってもおいしい!

筑前煮を煮るときに使うと、根菜が早く柔らかくなります。

もう鉱泉愛があふれすぎて、書き出すと止まりません!

温泉に入ってよし! 食べてよし! 飲んでよし!の小坂の温泉

下呂市にお越しの際は、ぜひぜひ足を運んでみてくださいね。