先日、下呂萩原にある天領酒造さんで酒蔵見学をさせてもらいました。
酒蔵に入ると、なんともいえない甘い香りが広がっていてお酒を飲んでいるわけではないのにとても気持ち良くなってしまいました^^
天領さんで使っている水は、全て地下水を使っているそうで、
お米を洗う段階から、飛騨山脈からの恵みを贅沢に使用。
洗いあがったお米は、真っ白で、本当に美しいものでした。
こんな混じり気のない「白」が、自然のなかから出来上がることに、とても感激してしまいました。
洗ったお米は、パラパラになるまで乾燥させるそう。
一番冷える時期にこの寒さにあてることで、より美味しいお酒になるのだそうです。
その後もろみと混ぜて、タンクで発酵をさせます。
このタンクで一升瓶を約4000本仕込めるそうです!年間の総仕込み量はこのタンクを60本!
そして時期がきたら、搾り器で搾ります。
アコーディオンのような機械で、圧力をかけて搾っていくそうで、残ったものが酒粕となるとのことでした。板のような酒粕も、こうした行程でできあがるのかぁと納得。
どぶろく等は、このプロセスは無くて、搾らず全部飲む、というものなんですね。
私の地域のお祭りには、いつも天領さんのお酒が登場し、みんなにとても愛されています。もちろん家庭にも一本は必ずあるなぁというところも多いはず。
美味しい水と美味しいお米、どちらも地域に根付いた大切な資源だからこそ、歴史ある酒蔵がずっと続いていくのかもしれないですね。
地域にも、地域外の人にも愛される、造り酒屋天領さんの新酒、とても飲んでみたいです!