今回、下呂市宮地にある『竹原新聞店』さんへ行きお話を伺ってきました。
竹原新聞店と聞いて思い浮かぶのは、毎月発行される『たけはらふるさと通信』ではないでしょうか?
平成17年5月に第1号が発行されてから現在まで、毎月1日に発行され、内容は、竹原の小中学校、こども園の行事や予定、各家庭のお子さんや、わんこの紹介などなど、地元ならではのローカルニュースがたくさん散りばめられています。
私も毎月楽しみにしていて、『今月はあそこの子が載っとったなあ』とか『こんな行事があるんやなあ』と、実際に見ていなくてもみんなと情報が共有でき、とても良いコミュニケーションの題材だなと思っています。
こちらが記念すべき第一号!
早川さんに、当時の思いをお聞きしました。
『親の代から続いている新聞店だけど、正直、新聞店はどこも同じイメージだった。当時、マーケティング塾で1年間勉強し、そこで自分の意識が変わった。うちにしか無いものを作りたい、何かやりたいという思いが強くなり、競争になった時、うちから新聞を取りたいと言ってもらえるような新聞屋にしたかった。』
学校のスケジュールなどを1枚にまとめて載せたら、きっと1度は見てもらえるだろうと考え発行したところ、周りからの反響がとにかくすごかったそう。
そしてもう一人、発行当初から一番の協力者である人物、『河原 良昭さん』。
ちょうど取材に伺っていた日も、早川さんのところに訪れ写真など提供していました。
お二人を見ていて、見事な連携プレーで、ずっと昔からこうして二人で新聞を作りあげていたんだと知り、なんだか嬉しかったです。
この仕事を通して、人と出会えた事が一番良かったとおっしゃっていました。
人との関りが、自分にとって一番のプラスになり、これからも続けていきたいと語ってくれました。
そんな早川さんにはもう一つの顔があります。
それは”釣り名人”です!
ご本人に言わせれば、俺なんかがそんな風に言われる器ではないとおっしゃいますが、釣り好きなのは確かです。
益田川漁業組合 竹原支部長をしており、各地で大好きな鮎かけをしたり、大会にも出場された経験があるそう。
新聞にも取り上げられるほどの腕前です。
2010年5月には、”がまかつ”のフィールドテスターにも選ばれています。
そんな早川さんが、竹原川で釣った鮎をご馳走してくださいました。
友人に作ってもらったという鮎焼き器!まんべんなく火が通り、鮎がカリッと美味しく焼けます。
ぜひ商品化してもらいたいです!
鮎を語る早川さんは本当に愉しそうで、私も話にのめり込んでいろいろ聞いてしまいました。
炭火で焼く鮎は格別に美味しかったです!
最後にこんな事を話してくれました。
『これからも地域に根ざした新聞店として、みなさんのお役に立てるよう頑張っていきたい。』
『自分らしさとかわからないが、格好よくやろうとすると失敗する事が多い。自分はこれ以上の事はないと思っていた方がいい。自分のできる事しかしないし、背伸びせず生きる。』
心に突き刺さりました。
早川さんの人柄というか、こうしてお話をしている時も、年齢や性別関係なく優しく話をして下さる姿がとても印象的でした。