下呂温泉の夏の最大イベント、下呂温泉まつりがいよいよ開催されます!
8月1日からの4日間、下呂温泉の街は大盛り上がり!
1日(水)・・・龍神火まつり、子どもみこし、吹奏楽演奏会
2日(木)・・・湯の華みこしパレード、下呂おどり、民踊ながし
3日(金)・・・下呂温泉花火ミュージカル夏公演、温泉感謝祭、下呂おどり
4日(土)・・・歌塚まつり(歌塚歌謡祭)
これだけたくさんのイベントが開催されます!
下呂温泉まつり初日には、5頭の龍と椀みこしが下呂の街を練り歩き、クライマックスの夜には温泉街中心の白鷺橋で花火や炎の中を乱舞します。
私も小さなころから、ドキドキワクワクしながら毎年観ている龍神火祭りです。
今回は、5頭の龍と一緒に乱舞するこの椀みこしについてご紹介したいと思います。
椀みこしは、毎年40歳、41歳の厄年の男衆が担ぎます。
中学を卒業し、25年ぶりにまた同級生がこの椀みこしの為に集まり、力を合わせて数百キロもあるお椀を担ぎます。
「椀かせ淵」
龍神火祭りは、下呂に伝わる龍神伝説をもとに開催されています。
その由来を、少しご紹介します。
==〈椀貸せ淵の伝説〉==
温泉街の南、飛騨川に「椀貸せ淵」と呼ばれる大きな淵がありました。昔、下呂の里は耕地も少なく大変貧しい里でしたが、里人達は正直者揃いで、淵が竜宮城に通じていると信じていました。里人達が冠婚葬祭でお椀やお膳が必要な時、この淵に立ってお願いをすると、翌朝、それらが必要な数だけ置いてありました。また、里人は盗むこともせず、綺麗に洗い、きちんとお返ししていました。しかしある日、里人の一人がお祭りに借りた椀を持ち逃げしてしまいました。怒った龍神は椀を取り戻すために暴れまわります・・・。
今年椀みこしを担ぐ巳午会(昭和52年53年生まれ)。
巳午会では、この龍神伝説「椀かせ淵」を元に紙芝居を作られました。
その紙芝居を持って、市内の学校や乳幼児教室で紙芝居を披露してきました。
子ども達は目をキラキラさせながら、自分の住む下呂に伝わる龍神伝説のお話を真剣に聞いていました。
自分の住む下呂を知り、地域の行事やお祭りに興味を持ち、今よりも更に下呂を愛する心を大切に大きくなっていってもらいたいです。
いよいよ明日が龍神火祭りです!!
みなさん、この興奮をぜひ間近で体験しに来てください!!
(写真提供*H29年度辰巳会、H30年度巳午会より)