【下呂】65年以上続く味を楽しめるお店　けいちゃんのまるはち食堂

食堂

けいちゃん

下呂

〜この記事は2025年8月に取材し、執筆されたものです〜

こんにちは

下呂市の一番北側にある町　小坂町（おさかちょう）在住ライターあつこです。

今回、私が行ってきたのは、『けいちゃんのまるはち食堂』さんです。
実は、私はお店でけいちゃんを食べるのは初めての体験です。

下呂市の北隣の高山市出身の私。

高山市は、下呂市ほどけいちゃん文化が浸透していないことに加え、
母がにんにくが苦手ということも手伝って、
実家にいた頃にけいちゃんを食べる機会は、ほとんどありませんでした。
結婚して下呂市に来たら、義父がけいちゃんのたれの秘伝のレシピを持っていたので、
けいちゃんは、お店だけでなく家庭の味もあるくらい地域の人たちに愛されている食べ物なんだと知りました。

そんな下呂のソウルフード“けいちゃん”　今回、とっても楽しみに食べに行ってきました。

【目次】

まるはち食堂到着！においだけでご飯が欲しくなる！

まるはち食堂到着！においだけでご飯が欲しくなる！！　

「まるはち食堂には、先週家族で行ってきたんやー。」

という2カ月に一度は食べに行くという“まるはち食堂通”の友人に案内してもらってお店へと。

車から降りると、まず、鼻に飛び込んできたおいしそうなにおい！！
たまりません。このにおいだけで、白米がほしくなります。

私が来店したのは、お昼を少し外した時間だったのですぐに店内に入れましたが、お昼時や繁盛期には行列ができるんだそうです。
暑い中、行列に並ぶ人の熱中症対策のために、店先にペットボトルが販売してあったり、ミストシャワーが設置してあったりしました。
暖簾をくぐる前からお店の方のお人柄が感じられて、ほっこりしました。

あなたは知ってる！？まるはち規則

私たちが注文したのは、けいちゃん(１人前)とご飯とお味噌汁、お漬物がついた「けいちゃん定食」です。
ご飯の量は、並、＋５０円の大、－５０円の小とありました。
私は並にしました。

さて、注文をして、楽しみに待っていると、まず、運ばれてきたのが、お箸です。

なぜか、人数分より二膳多く運ばれてきたお箸。

箸袋を見ると、“焼き専用　混ぜ箸”と書いてあります。
よくよく見ると、箸袋だけでなく、お箸の色も違って、混ぜ箸は少し濃いめの色です。
これなら、焼いている間にわからなくなってしまうことがないから安心です。

“まるはち規則”なるものも発見しました。
まるはち初心者の私は、けいちゃんが運ばれてくるまでにしっかり予習をして挑みます！

湯気までごちそう！いただきます！

さあ、お肉が運ばれてきました。
ジンギスカン鍋の上に紙が敷いてあり、その上にお肉を乗せて焼いていきます。
これが規則にあった『紙を破らない』の紙だな、破ったらどうしよう！！と緊張しました。
まるはち通の友人が、「焦げ付きやすいけど、混ぜてれば大丈夫だから」と、ささっと焼き箸を出して混ぜてくれました。