飛騨金山にある奥飛騨酒造さんの
「初緑(はつみどり)」という
お酒の大ファンのライターあつこです。
その奥飛騨酒造さんで
吟醸酒のお土産付きで
レトロラベル貼り体験ができる!!
と聞いて
ウキウキして行ってまいりました。
まずは、お店探検!
まず、最初は、
建物の話をうかがいました。
すっごく趣のある建物です。
この建物は、築190年
下呂市の景観重要建造物第一号に選ばれたんだそうです。
奥飛騨酒造さんは、1720年創業
享保5年創業なんだそうです。
享保5年と聞いて、
すごく伝統のある酒造さんなんだなと思いましたが、
実際のところ、ピンと来ない・・・
「徳川吉宗公の頃、暴れん坊将軍の頃です。」
と、教えていただき、
えーーあの!!!と、その歴史に驚きました。
その頃、飛騨金山は、
4つの藩が交わる宿場町として
栄えていたそうです。
立派な杉玉もありました。
杉玉は、
毎年新しいものに付け替えられ、
新酒の時期に緑色の新しい杉の葉のものが
吊るされるそうです。
緑色の杉玉が酒造に吊るされたら、
それは「新酒ができましたよ」の
お印なんだそうですよ。
奥飛騨酒造さんで作られているお酒の話をうかがいました。
日本酒だけでなく、
スパークリング日本酒
ウォッカ
岐阜県産の梅やゆずを使用した梅酒にゆず酒
ノンアルコールの甘酒……
材料や作り方について
いろいろ教えていただきました。
酒屋さんでボトルやラベルを見るだけでは
わからないようなことを
教えていただけて、
とっても得した気分になりました。
酒造資料室にはお宝がたくさん!
創業以来303年という歴史を持つ奥飛騨酒造さん所蔵の
古い資料も見せていただきました。
こちらは、大福帳という名前の売上台帳です。
天保、安政など教科書で見たことのある年号から、初めて見るような年号のものまで並んでいます。
この大福帳は、昭和初期のものまでありました。
「学問のすゝめ」の初版本や、日本で初めての宝くじ
そして、100年前の足踏みオルガン
貴重なものをたくさん見せていただきました。
オルガンは、鳴らない音もあったそうですが、メンテナンスをして全部の音が鳴るようにされたんだそうです。
なんともなつかしい素敵な音色を聞かせていただきました。
こんな音を聞かされていたら、お店にあるお酒もおいしくなりそうな♡
これは、生で聴く価値ありですよ。
お店の裏側も見れちゃう!
まだまだ、探検は続きます。
お店の裏側も見せていただきました。
お酒になるお米「ひだほまれ」がたくさん積んでありました。
お米も地元のものをという思い入れを持っていらっしゃるそうです。
「60%」というのは、
お米を60%まで削ってあるということだそうです。
その削る割合によって、大吟醸、純米吟醸など、お酒の種類が変わるんだそうです。
職人さんたちの作業も見せていだきました。
職人さん、小さな子のプールになりそうな大きさの容器を洗ってました。
とにかくお酒づくりに使う道具は大きいので、洗い物が大変なんだそうです。
しかも、洗剤は使用せず、熱湯で洗うんだそうです。
美味しいお酒をつくるために、道具の管理にもとっても気を使われてるんだなと思いました。
いよいよラベル貼り体験
さて、いよいよラベル貼りです。
あまり目にしたことのない何も貼ってない透明ボトル
そして、昔使われていたというラベルが
並べてあります。
このラベルがどれも素敵で
迷いに迷って、初緑ファンの私は、こちらの初緑のラベルにしました。
筆ペンで手書きラベルも作れるそうです。
記念日やプレゼントに利用される方もいらっしゃるそうですよ。
日本酒好きの方にプレゼントしたら喜ばれるかも!?
後ろにシールを貼ったら、売り物みたいになりました。
そして、ここで終わりかと思いきや
「日本酒度」「酸度」等表示の見方の説明も!
「日本酒度」は、いわゆる辛口甘口と言われるところ
なんですが、「酸度」とのバランスによって、
甘い辛いの感じ方が変わるんだそうです。
裏の表示を見て、
自分にとっての美味しいのバランスを探す楽しみができました。
できあがった瓶と一緒にハイチーズ!
この後は、試飲タイム・・・
だったのですが、車で来ていたため
ノンアルコールの甘酒をいただきました。
お酒の試飲をされたい方は
公共交通機関等、ご利用くださいね。
- 住所 〒509-1622 岐阜県下呂市金山町金山1984
- 電話番号 0576-32-2033
JR高山線 飛騨金山駅より歩いて10分