家族や地域に見守られながら、7人の子どもを育て仕事もしています

細い身体と柔らかい笑顔だけを見ていると想像がつきませんが、中田あゆみさんは7人の子どもを育てている、れっきとしたビッグママさん。小5の男の子を筆頭に、小3の三つ子、4歳の保育園児、1歳3か月の双子という7人の子どもたちは、そこいら中を元気に走り回り、笑ったり甘えたり恥ずかしがったりと、それぞれの個性でお母さんにぶつかっています。
こんなヤンチャざかりが7人もいたら、全エネルギーを子育てに傾けて、さぞ毎日がヘトヘトなのでは思いきや、家族で切り盛りしている食事処「くまちゃん」の重要なサポートメンバーとして、お店の手伝いもこなしているとか。
ゆったりと自然体で子育てと仕事をしている中田さんは、「子どもが育つ環境として下呂市はとても良いところです。子ども7人に囲まれて幸せに暮らしています」と話します。

中田あゆみさんに聞きました

Q7人も子どもがいて、食事処「くまちゃん」を手伝うのは大変ではないですか?

Aお店は9年前に亡くなった父の「鶏ちゃん」好きがこうじて作った店です。その思いを知っているので、父が病気になってからは家族みんなでがんばって店を続けようとなりました。結婚前は違う仕事をしていたのですが、私も一緒に手伝おうと思っていました。
店は夜しか営業していないので、旦那さんが仕事から帰ってきて家にいる夜6時から9時まで働いています。その間は、旦那さんが子どもの面倒を見てくれています。それと、けっこう小学校に入っている子どもたちが、下の子の面倒を見てくるので、助かっています。
むしろ大変だったのは今よりも、小3になっている三つ子が生まれた頃ですね。もう死ぬって思いましたから(笑)。

Q休日、大家族でどんなところに行くんですか?

Aゲームセンターとかは上の子どもが喜ぶのでよく行きますね。今は下の双子が小さいのでほとんど行けませんが、産まれる前はよくみんなで温泉に行きました。温泉から出た後にみんなでアイスとか食べたりしていると、愛する旦那さんと子どもたちに囲まれて本当に幸せだなって思います。
それから子どもたちも私たちも父が味付けを考えた、この店の「鶏ちゃん」が好きなので、遊びに行った帰りとか、ご飯を作るのが面倒なときは、この店でご飯を食べることがよくあります。

Q下呂市で子育てしてよかったと思うところはどんなところでしょうか?

A人が温かいところですね。例えば出先で雨に降られても家に戻ってみると、洗濯物が濡れないよう軒先に移してあるとか、何にも言わないんですが、みんな気にかけてくれているのがわかり嬉しいです。地域ぐるみで子どもを見守り育てる雰囲気がありますね。
宮地地区には「鬼めくり」という行事があって、子どもたちがいろんな家の玄関先に貼られた「鬼札」をはがして歩きお菓子をもらうのですが、それを子どもがすごい楽しみにしていて、地区の人も子どもにあげようと準備しておいてくれます。そんなみんなが子どもを大事にしてくれるところとか、下呂市は子育てするにはすごくいいところだと思います。

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