「鶏ちゃん」作りと自然の中での子育てに幸せの毎日です。

結婚を機に、遠く離れた仙台から下呂市に移り住んだ村山香奈子さん。友人の結婚式の2次会で運命的に出会った人と結婚を決め、下呂市に来たものの、当初は友達もほとんどいなくて不安だらけだったとか。やがて3人の子どもに恵まれ子育てや家事に奮闘するうちに、気がついたら周りは知り合いだらけ。子どもとともに地域の行事を楽しんでいます。
現在は夫の実家の村山チキンセンターで「鶏ちゃん」作りも開始。「鶏ちゃん」とは鶏の肉に地味噌などの味付けを施した、岐阜県、特に飛騨地域では有名な郷土料理です。 製造元によってさまざまな味の違いがある「鶏ちゃん」ですが、村山さんは秘伝の味を守り、美味しい「鶏ちゃん」作りに精を出しています。

村山香奈子さんに聞きました

Q「鶏ちゃん」作りで心がけていることは?

Aまずは、口に入るものですから衛生には細心の注意を払っています。製造の過程でいろいろなコツがあるのですが、今はまだ素早く出来ないところもあって先輩の皆さんに追いつこうとがんばっているところです。
「鶏ちゃん」は家でもよく食べます。ホットプレートやフライパンで焼くだけの簡単な料理なのですが、そこにキャベツやたまねぎを入れるとさらに美味しくなります。ぜひ、いろいろ入れてみてください。うちの場合は、味噌味の「鶏ちゃん」に野菜ジュースやチーズも入れてイタリアン風な味にしたりしています。

Q下呂市での子育てはいかがですか?

Aうちは8歳の双子の女の子と4歳の男の子がいるんですが、早くから保育園に入れました。保育園の送迎のバスが家のすぐ近くまで来てくれるので、とっても楽でした。馬瀬地区は自動車の通行量が本当に少ないので、交通事故の心配とか車を気にしないで子どもを遊ばせられるのが嬉しいです。
すぐ近くに豊かな自然があるのが子どもには最高の環境だと思います。夏は川での水遊びをしたりと、大自然の中でゆったり子育てできると思います。

Q下呂市の暮らしでいいなと思うところはどこですか?

A昔ながらの伝統や習慣が今も残っていているところが、いいですね。この辺りの地区には、3月3日の雛祭りに行われる「がんどうち」という行事があります。子どもたちが各家の雛飾りを訪ねてお菓子をもらって歩くという行事なのですが、当日は子どもたちは学校から飛んで帰ってくるし、大人は大人でお菓子袋を何十も用意して子どもたちが来るのを待つ。みんなが行事を楽しみながら大切にしています。
そのほか5月から7月の新緑の季節になればほうば寿司作り、冬の漬け物作り、お正月に食べる寿司作りと、暮らしに季節があるんです。そこがすごくいいって思います。

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