自分の時間でハンドメイドでプチビジネス。
家族の時間も大切にしています。

向野優子さんがハンドメイドの世界に入ったのは、子どもが保育園に入るとき布の手提げバックを縫ったのがきっかけです。それまで洋裁などやったことがなかったのに、端きれを葉っぱ形に切ってバックの上にポンポンと縫い付けてみたら、どこにも売っていない世界でひとつだけの素敵なバッグが出来上がり、「これってホント楽しいって思ったんです」と向野さん。
その日を境に向野さんの手から、子どものための発表会ワンピースやバック、アームカバーと、いろんなものが生まれました。それを見たほかのお母さんたちからバッグやエプロン、巾着などの依頼が舞い込むようになりました。
4年前からは、イベントやフリーマーケットで布のハンドメイド雑貨の販売も開始。「制作中の自分の時間と家族のための2つ時間を大切にしています」と話します。

向野優子さんに聞きました

Qどんなかたちで仕事をしているのでしょうか?

Aオーダーで依頼されるのは、ほとんど知人や友人からのものです。レッスンバッグやシューズバック、エプロンなどの注文です。フリーマーケットとかのイベントでは、可愛い柄がついた給食用マスク、巾着、アームカバー、トートバックなどを販売しています。
販売するにあたっては、透明なフィルム袋に入れタグをつけるなどして、見栄えよく商品としてきちんと見えるように心がけています。イベントで販売することは最初は考えていなかったのですけど、試しに出てみたら直接反応が見られて面白いなって思って、それからは、下呂市で開催されるいろんなイベントに積極的に出るようになりました。

Q洋裁教室に通っていると聞きましたが理由は?

A実は私は洋裁を習ったことがなかったので、型紙を取ったり裏地をつけたりする服はまったく出来なかったんです。でも、人からお金をいただいて服や雑貨を作って売っている以上、もっと洋裁を勉強したいと思い始めて、今、下呂市の市民会館で開催されている洋裁教室に通っています。
先生にいろいろ教えてもらって、裏地のついているコートなど難しいものが作れるようになりました。まだまだ、出来ないものも多いですが。

Q家庭と仕事とのバランスはどうしていますか?

A子どもや主人が家にいるときは仕事はしないんです。
朝、2人の子どもを保育園と小学校に送り出すと、午前中は主人の実家の家業を手伝いに行き、ハンドメイドの仕事をするのは午後から。週2回通っている洋裁教室に行ったときにしています。
ゆとりを持って丁寧な毎日を送りたいと思っていますので、ハンドメイドの制作はこの教室ですませてしまい、家で家族の時間に費やすようにしています。一緒にクッキーを焼いたり、みんなスキーが好きなので、冬5、6回はゲレンデに出かけたりしています。

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