地域の暖かさに囲まれた子育てができます。

下呂にあるSiegfrieda(ジークフリーダ)で働く松本さん。
自分の子どもに美味しいお菓子を作ってあげたいと思ったことがきっかけでパティシエールを目指し、専門学校に進学するため下呂を離れ大阪へ。名古屋で個人店に勤めたあと、ホテルでさらに経験を積み、25歳の時に、家庭の事情で下呂に帰ってきました。やがて名古屋に戻るつもりだったが、地元の人のやさしさに触れて下呂に残ることを決意しました。
 その後、地元の方と結婚し、子育てに集中していたけれど、ご縁があってジークフリーダで保育園児と小学生の子供を育てながら仕事を続けています。手先の器用さはお菓子作りにとどまらず、お子さんのためにと作り始めたキャラ弁はプロ級の腕前です。

松本知美さんに聞きました

Q田舎での子育てのいいところはどんなところだと思いますか?

A下呂に戻ってきてから、同居している両親が子どもの面倒を見てくれるので、安心して仕事に集中できます。また地域の方々の人柄が良く、子どもと散歩していると子供だけでなく自分にも声をかけてくれるので、ここはみんなで子育てをしてくれるんだなと感じられてとても温かい気持ちになります。
私は嫁いでこの地域に来たにも関わらず、まるで昔から一緒にいるかのように接してくれることを嬉しく思います。下呂の人たちはどんな状況であろうと人を受け入れてくれる温かさを持っているので、そういう温かさに囲まれて子育てができることはすごくいいなと感じますね。

Qキャラ弁がプロ級の腕前だとお聞きしたのですが?

Aキャラ弁は元々子どもの食が細かったので、食べることを楽しんでくれるようになったらいいなと思ったことがきっかけでした。上の子は保育園に積極的に行きたいという子ではなかったのですが、キャラ弁を作るようになってからはお弁当の日は保育園に行きたいと言ってくれるようになり、前よりご飯も食べてくれるようになりました。
パティシエールという職業は朝早いのですが、ここではオーナーさんたちのお心遣いおかげで、子どものためにつかえる時間も取れますし、子どもたちの笑顔を増やすこともできました。下呂にきてよかったと感じています。

Qジークフリーダの由来と人気商品(北条さん)

Aドイツでお菓子作りの修行をするために、まずオーストラリアでドイツの語学学校に通いました。その時のホームステイ先のおばあちゃんのファーストネームがジークフリーダだったんです。
意味は日本語で「平和をつかむ」だと教えてもらいました。私は意味を聞いて、自分がお店を出すときは名前を使わせてもらう、と約束していたので約束通り名前をもらったというわけです。
お店はヨーロッパの田舎にある雰囲気に溶けこんでいるような雰囲気を出したかったので、広葉樹林に囲まれた場所にこだわりました。お客様に人気なのはミルフィーユです。サクサクのパイ生地ともちもちのクリーム、そして季節のフルーツが入っているのが特徴です。

松本知美さん_001

松本知美さん_002

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