下呂市上原地域 地域おこし協力隊OGの中桐です。今日は5月から始まるお米作り体験のご紹介です!大人も子どもも、家族でも、参加者大募集中です♪

上原地域では地域の魅力をしってもらおうと、地域の自然体験イベントを年間を通して開催しています。5月に田植え、7月に苗の発育観測とどろんこバレー、10月に稲刈り、11月は餅つきをして収穫祭、最後は12月にワラをつかってお正月のしめ飾りづくりを行う全5回のイベントです。無農薬で栽培するので田んぼも安心して入れます。
昨年は毎回満員でわいわい楽しくお米作り、地域のお昼ご飯、里山散策を楽しみました。昨年の様子も合わせて紹介します。

 

田植え体験(2017年は5月21日開催!)


地域の先生にコツを教えてもらいながら、こしひかりの苗を手で植えて行きます。最初どろどろの田んぼに入るのを躊躇する子どもたち。
おそるおそる足を入れて田んぼに引いてある線にそって植えながら進んで行くと、だんだん楽しくなってひたすら植えて行く子や、途中で転んでどろだらけになってしまったり、カエル探しに夢中になってしまったり、自然好奇心を最大に発揮できるイベントです。



お昼ご飯は昨年つくったお米でおにぎりと地域の山菜天ぷらです♫わらび、こんてつ、たらの芽、よもぎ、などなどいろんな山菜があって、見ているのも食べるのも楽しい。

お皿は朴葉の葉を使ってます♪ 午後からは田んぼの奥にある里山を散策をしたり、山菜を採ったり、農村の春を満喫できるイベントです

 

夏休み!田んぼの生き物さがしと朴葉寿司づくり&流しそうめん大会!


田んぼの生き物図鑑を持って、田んぼで生きている虫を探します。やっぱり大人気はカエルですね。イナゴやボウクラ、クモ、いろんな生き物が一緒に生きる田んぼの世界を子どもたちと探検します!



虫かご持参で来てくれるこどもたち、とっても活き活きしています。



女の子もどきどきしながら虫さがし!
夏休みなので田んぼでどろんこバレーをしたり、おもいっきり汚れても怒られない1日を過ごしてもらえるようスタッフもどろんこになって頑張ります!

お昼は名物の朴葉寿司づくり。

子どもたちは竹で流しそうめんで盛り上がります。

地域で採れた夏野菜も一緒に流したり、夏の農村の 1日を体験しながら、思い切り夏休みを満喫します。

稲刈り体験と炭火五平餅!


実りを迎えた黄金色に輝く田んぼで、みんなで植えたコシヒカリを収穫する日です。鎌で刈り取り、しばって、はざに掛けます。 田舎では、稲刈りは家族の一大イベントで遠くに住む家族も帰省してみんなで協力して収穫をします。そうした力を合わせて自分たちのお米をつくるという日本の文化を体験し、やりきった達成感をみんなで味わいます。刈り取り方、稲の縛り方は地域の先生が教えてくれます。

お昼ご飯は地域のお母さんたちの手作り五平餅を炭火で焼いて食べます。焼きたては何とも言えない香ばしい味がとてもおいしい。

お昼の後も子どもたちは焼き芋をしたり、栗拾いをしたり、午後も自然と遊ぶ時間を過ごします。

 

自然の恵みありがとう!収穫祭!

この日は、みんなでつくった新米を釜で炊いて、お餅をついて食べたり花餅作りをします。釜炊きのお米は、火の調整をしながら、ちゃんと炊けてるかドキドキ。

自分たちで作ったお米を自分たちで炊き上げます。
餅つきはもちろん子どもたちに大人気。

大人もストレス発散しています。

この日はお祭りなので、余興として景品で新米や秋の野菜があたるゲームもあり、大変盛り上がります!
そしてみんなで作る花餅とは、この寒い飛騨地方は冬にお花がなくなってしまうのでお餅で花をつくり飾る伝統的風習です。冬に備えて自分の家に飾る花餅かざりを作ります。このお餅は、冬の終わりに油であげて塩をふって「おかき」としても楽しめます。

 

ワラをつかって、お正月しめ飾りづくり

地域のおじいさんに教わりながら、ワラを使ってオリジナルしめ縄をつくります。お米をつくる農家では、昔はワラも大切な資源でした。ワラで敷物をつくったり、草履やはおりをつくったり、縄をつくったり、お米をつくるだけでなく、すべてが大切に利用されていました。今は買うことが主流になってしまいましたが、大切な文化として大人も子どもも楽しみながらワラに触れる体験です。

まずはワラを打って柔らかくするところから 。そしておじいさん、おばあさん指導のもと「縄ない」がはじまります。

魔法のような仕草にみんなびっくりです。

飾りもいろいろ。地域でとれる自然の素材を集めています。

自分で思うようにつけて来年も良い年が迎えられるよう願いを込めて作ります。

全回を通して多くはお子様連れで来ていただき、「子どもに自然との体験の場を与えたい」「子どもと自分たちの食べものについて知れる場、ありがたさを感じれる場」「田んぼに関わってみたいけど機会がなかったからありがたい」など嬉しいコメントをいただきました。私もこの土地に来て3年目、日々自然のありがたさ、食について、こうした田舎だから体験できるすばらしい出来事に触れています。

その楽しさを多くの人と一緒にすごし、田舎の良さ、この地域の人のあたたかさに触れてもらえたらなと思い今年も開催いたします!

もちろん大人だけの参加も受け付けてます☆ 申し込みはホームページ(http://www.kamihara-p.com) から!